2015年07月28日

食べつくせ!ねこまつりカフェ 〜 白熱のカフェバトル

[ウィズ]
あのカフェが今度は西の街に出来たらしいにゃ!

その日、君はそんなウィズの声で目を覚ました。

あのカフェ? 眠たい目をこすりながら、君は
ウィズに尋ねる。

[ウィズ]
私が「あのカフェ」と言ったら「ねこまつりカ
フェ」に決まってるにゃ! 早く起きるにゃ!

ウィズはそう言ってぴょんぴょんとベッドの上で
跳ねまわる。

君はたまらず起き上がり、服を着替えて支度を済
ませた。

[ウィズ]
出発にゃ!

君たちは、人々の笑い声が溢れる賑やかな西の街
へとやって来た。

[ウィズ]
ここが新しく出来た「ねこまつりカフェ」にゃ!

中からは美味しそうな匂いが漂ってくる。

ちょうどお腹も空いてきた。そう思いながら君は
カフェの扉を開いた。

するとそこには──

トート.jpg

[トート]
ネェちゃん、どや? ワイと愛の歴史を紡がへ
ん?

と、女性に声をかけている神獣、トート・タピー
ロがいた。

[トート]
おお、ひっさしぶりやな。おふたりさん。

[ウィズ]
にゃにゃ! なんでトートがいるにゃ?

[トート]
そりゃお前、ここがワイの心のホームタウンやか
らに決まってるやろ!

心のホームタウン……?

[トート]
ここは、食って食って食いまくる、喰い倒れの街
やぞ。ボーッとしてんと、はよ注文せえよ!

そう言い放つトートのテーブルの上には、所狭し
と料理が並んでいる。

[ウィズ]
美味しそうな料理がいっぱいにゃ! 早く私たち
も食べるにゃ!食い倒れるにゃ!

[トート]
ほな、どっちがぎょうさん食べられるか、いっ
ちょ勝負しよか?

[ウィズ]
望むところにゃ!

(道中)
パンケーキおかわりにゃ!
私の名前のかき氷もあるにゃ!

運ばれてくる料理を次々と平らげていくウィズと
トート。

白熱のデッドヒートを繰り広げていた両者だった
が──。

[トート]
ふぅ。さすがにちょっとキツなってきたわ。

皿に半分ほどパンケーキを残し、トートが苦しそ
うに天井を仰いだ。

[ウィズ]
私はまだまだ食べられるにゃ!パンケーキお代わ
りにゃ! 神獣トート破れたりにゃ!

[トート]
くぅうう。こうなったら奥の手や! 行くで、神
獣合体!

そう言って、トートは激しい光を放つ!

神獣合体.jpg

光が収まると、トートの皿に残されていたはずの
パンケーキが消えていた。

[ウィズ]
全然合体してないにゃ!

[ラパパ]
ぷぅぷぅ。

皿に残されていたパンケーキは、ラパパがもぐも
ぐ食べている。

[トート]
よっしゃ! こっちもお代わりや!

[ウィズ]
ラパパに食べさせてるだけにゃ! ずるいにゃ!

[トート]
真剣勝負にずるいもへったくれもあるかい! 悔
しかったら勝ってみい!

[ウィズ]
キミ、こっちも連携するにゃ! 黒猫合体にゃ!

そう言って、ウィズは君の頭に飛び乗った。

大食い対決は今、クライマックスを迎える!

(クリア後)

結局、勝負は引き分けに終わった。

[トート]
ふぅ。いい勝負やったな。

[ウィズ]
全くにゃ!

うず高く積まれた皿の前で、両者は爽やかに微笑
みあう。

[ラパパ]
ぷぅ。

君もラパパに微笑んで、互いの健闘を讃える。

真剣勝負を繰り広げた相手同士、それ以上の言葉
はいらない。

空腹も満たされ、君もとても幸せな気分
だった。

店内を見回すと、どのテーブルにも笑顔がこぼ
れ、カフェは大盛況のようだ。

また来よう! 満たされたお腹をさすりながら、
君はウィズにそう言った。

[ウィズ]
もちろんにゃ!

[トート]
ほな、ワイらはこのへんで失礼するわ。ホンマ、
ええ勝負やったわ。

[ラパパ]
ぷぅぷぅ。

そして神獣合体したトートとラパパは姿を消し
た。

うず高く積まれた皿の山を残して……。

[ウィズ]
にゃにゃ! トート、お金払ってないにゃ!

君は大きくため息をついて、懐から財布を取り出
した。

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posted by yamanuko at 21:29| Comment(0) | イベントストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マジカルスィートDefenders 〜 襲来!ジャイアントカプリコ

その日、君を目覚めさせたのは窓から入り込んだ
甘い匂いだった。

[ウィズ]
にゃ? にゃにゃ?

机の上で眠っていたウィズも、同じように甘い匂
いを嗅ぎつけたようで、

誘われるように、鼻を鳴らしながら窓辺へと軽業
的な足運びで進んでいく。

[ウィズ]
お菓子の匂いにゃ!

そうやって、こちらを見返す瞳は爛々と輝いてい
る。たぶん連れて行け、ということだろう。

やれやれといった風に君はベッドから降りた。ふ
とドアの下に一通の手紙を見つける。

その手紙は、いつも人知れずドアの下から差し込
まれる君の未来を指し示す手紙。

正確には、世界の未来を見た女性からの手紙であ
る。

[ウィズ]
オルハからにゃ……。

君は手紙を開いた。そこにはこう書かれていた。

今回、異界の歪みから現れるのは、その世界で王
と呼ばれている者です。

彼の者は、恋に破れ、その世界を塩味に染めたば
かりでなく、その世界を覆った時期外れの、

冬の季節において、越境者の友人に会うことが叶
わなかったという理由、ただそれだけで、

異界の歪みを生み出し、この世界に渡ろうとして
おります。

[ウィズ]
……なんか知っている気がするにゃ。

彼の者はとても純粋で、寂しがり屋なのです。

黒猫の魔法使い殿。どうか彼の者の悲しみを少し
でも和らげてあげて下さい。

[ウィズ]
なんか厄介そうにゃ……。

追伸、詳しくは境界騎士団の砦にいる異界の魔道
士殿にお尋ね下さい。

  *  *  *

[リコ]
ウィズちゃん、キミ! と言うわけでよろしく
ね。

[リコ]
カプリコ王様ってば、二人が自分の所に来なかっ
たからってむくれちゃってね。

[リコ]
勢い余って、こっちに来ちゃったの。

まあ、来ただけなら歓迎するんだけど……と君は
言葉を濁した。

[ウィズ]
どうしてあんなに大きくなっているにゃ。

[リコ]
夏だからだって!

[ウィズ]
理由になってないにゃ。

[リコ]
でも本人は、これでワシも本当のジャイアントカ
プリコじゃー! って喜んでたよ。

[ウィズ]
やれやれにゃ。キミ、王様に満足してもらうため
に頑張るしかないにゃ。

そうだね、と君はウィズの言葉に返した。

[リコ]
よろしくね!

こんにちわ魔法使いさん!
みんなで協力してカプリコ王と勝負だよ。

(初級クリア後)

カプリコ王との戦い? が続くにつれて、あたり
は甘いお菓子の匂いでいっぱいになっていた。

しかもチョコレートとコーンもひっきりなしに舞
い落ちてくる……。

[ウィズ]
全然、戦っている気がしないにゃ。

[リコ]
時々、つまみ食いしてるもんね、ウィズちゃん。

[ウィズ]
でも、カプリコ王はまだまだ遊び足りないみたい
にゃ。それに……。

[ウィズ]
さすがにあれだけ大きいのは全部食べきれない
にゃ。

食べる気だったの!? と思わず口に出しそうに
なるがそこをグッと飲み込んで、

どうしようか……。と君はウィズとリコに言っ
た。

[リコ]
うーん……。

と表情を曇らせたリコだったが、何かを見た拍子
にその表情が一気に晴れる。

リコの視線を追った君はすぐに理解する。

どこからか現れた魔道士たちが続々とこちらへ
やってくるのだ。

[ウィズ]
なるほどにゃ。オルハも粋な計らいをするにゃ。

魔道士たちの一人に渡された手紙には、ウィズが
推察した通りの事が書かれていた。

[リコ]
これだけいっぱい魔道士がいればきっと王様も満
足してくれそうだね!

[ウィズ]
そうにゃ! これだけいっぱいいれば大丈夫
にゃ!

[ウィズ]
みんなでジャイアントカプリコ王を食べきる
にゃ!

[リコ]
おおー!

食べきっていいの!? と君は思ったが……。

勇ましい声を上げる魔道士たちの前ではなんとな
く言いだしづらく……。

思わず、つられて右の拳を突き上げてしまった。

そして、魔道士たちとジャイアントカプリコの決
戦が始まった!

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2015年07月13日

マジカルグリコクエストU ひえひえサマークルーズ 〜 黄金プリン級:王様ふたたび

←プリン級:頑固になった王様

毎日果実.jpg

[毎日果実]
ゆうびんデシ、ゆうびんデーシ!!

グリコロイヤルシップで行くお菓子の世界クルー
ズも、そろそろ佳境という頃。

君のもとに、差出人不明の手紙が届いた。

[リコ]
誰から来たのかわからないんだよね?

[ウィズ]
そうにゃ。でも、この文面からして……。

「拝啓 魔法使い様。元気ですか、僕は元気で
す」

「あの時の僕は、かたくなで、頑固で、融通の聞
かない石頭ならぬ冷凍頭でした」(※原文ママ)

「なので、力の抜けた僕の本気をお見せしたいの
です」

「つきましては、先日僕とお話した場所で、もう
一度お話しましょう」

[ウィズ]
相手はペンプッチン王にゃ。

君とウィズは苦笑しながら、リコに向かって笑い
かける。

[リコ]
ふふっ、そうみたいだね♪ それに、そろそろ旅
もおしまいでしょ?

リコの言葉に君はうなずく。

ペンプッチンと戦った後も、だいぶ長い間この世
界に居たが、そろそろ戻らなければいけない。

[グリ]
それじゃあ、この旅の締めくくりに、もう一度カ
ップスイーツ国に行こう。

[リコ]
それじゃあ、改めて……今回最後の冒険に、
しゅっぱーつ!!

(道中)
またここに来れるとは思ってなかったにゃ!
おもてなし、期待していいのかにゃ?

[ペンプッチン]
ようこそおいでくださいました。ささ、こちらへ
こちらへ。

[ウィズ]
果たし状みたいなものを送りつけておいて、やた
らフレンドリーにゃ……。

[ペンプッチン]
そんな細かいことを気にして、怒りでぷるぷるし
てしまってはもったいないですよ?

[ペンプッチン]
ゆるふわに行きましょうよ、ゆるふわに。

あくまでニッコリと微笑みかけるペンプッチン、
以前の頑固さがウソのようだ。

[リコ]
なぁんだ、王様って前見た感じだとちょっと厳し
い人かと思ったけど、意外と話せるね!

[グリ]
うん、砕けた感じで話してくれるし、厳格さがな
くて気分が楽だよ。

小声でリコとグリが君にそう話しかける。

……だが、君は警戒していた。

長年の経験から、こういう可愛いっぽい輩こそ、
なんやかんや腹黒いのだと君は知っている。

もしかして、このペンプッチンも……? そんな
疑念が、君の中でうずを巻いていた。

……そして、その思いが彼に伝わったのか、ペン
プッチンはピタリと動きを止める。

[ペンプッチン]
おや、魔法使い殿はお茶に手を出されていないよ
うですね。

[ペンプッチン]
……なにか、私が警戒させるような素振り、いた
しましたか?

君とペンプッチンの間に、見えない火花が散り始
める。

じっと睨んだ視線の先にある、黄色のプルプルボ
ディ……何か裏があるようには見えない。

だが、油断するわけにはいかない。君は目でペン
プッチンに訴えかけた!

「早く本題に入れ」と……!

[ペンプッチン]
……仕方ない。そこの魔法使いさんは、どうして
も僕の本気を見たいようですね。

[リコ]
えっ?

[グリ]
んっ!?

[ペンプッチン]
良いでしょう。本気の私がいかにぷるぷるで、い
かにカラメルが輝いているか……

ゴールデンプッチン.jpg

[ペンプッチン]
とくと、その目に焼き付けてくださいね……。

[リコ]
え……お、王様が、黄金に!?

黄金色に輝くペンプッチン。そのボディから放た
れる光は、癒し、そのもの……!

[ウィズ]
ぬあぁ……戦う意欲がゆるふわに負けていく
にゃ……!!

足から力が抜け、とんでもないゆるふわオーラに
君は膝を屈しそうになる……!

だが、ペンプッチンは待ってはくれない。

輝くカラメルとぷるぷるのオーラを纏い、君に向
かって一歩ずつ近づいてくる……!

[ペンプッチン]
さあ、はじめましょう……!

そして正真正銘、この冒険で最後の戦いが始まっ
た!!

(クリア後)

大の字で床に転がった状態で、君は肩で大きな息
をしていた。

[ペンプッチン]
ふふふ、初めてですよ、この僕にここまで本気を
出させたのは……。

[ペンプッチン]
ふふふふ……僕も膝がガクガクですよ……ふふふ
ふふ……。

余裕しゃくしゃくといった様子だと思ったら、ペ
ンプッチンも限界ギリギリだったようだ。

……そもそも彼の膝がどの場所なのか、という
疑問は横に置いておいて。

[リコ]
見応えある戦いだったよー! 最後の魔法はすご
かったし!

[グリ]
本当にすごい戦いだったよ、君たちだけは敵に回
したくないなぁ。

君はそう言ってくれるリコやグリに対して笑顔を
返す。

……そして、それが元の世界へと帰る合図になっ
た。君の体は少しずつだが、薄れ始めていく。

[リコ]
ウィズちゃん、今回の旅は満足できた?

[ウィズ]
今回はお菓子もたらふく食べられたし、おおむね
満足にゃ!

[グリ]
それは良かった! 僕らも呼んだ甲斐があった
よ。次は僕らの先生でも紹介するからさ。

[ウィズ]
楽しみにしてるにゃ!

[リコ]
それじゃ、まったね〜!

[グリ]
また何かあれば呼ぶから、期待しててよ!

二人に手を振りながら、その声に背中を押される
ようにして……

君は元の世界……クエス=アリアスへと戻って
きていた。

  *  *  *

──お菓子の世界から戻ってきて、数日。

[ウィズ]
ふふん、ここのカフェのお菓子はなかなか美味し
いにゃ。とはいえ、あの世界には負けるにゃ♪

と、ウィズはずっとこんな調子だ。

確かにあの世界のお菓子はとんでもなく美味しか
った。

ただ、そのせいで君は少しだけ運動不足に悩まさ
れていたりもする。

足の早いウィズに翻弄され、君は座り込んで荒い
息を吐いた。

[ウィズ]
最近、キミ、ちょっとタルんできてるみたいにゃ
……?

[ウィズ]
次、リコやグリたちの先生と会うのに、だらしな
い弟子は見せられないにゃ!

[ウィズ]
これから鍛えなおしてやるにゃ! 覚悟する
にゃ!

勘弁してよ〜、と言いながら、キミはウィズと一
緒に走りだす。

また皆に会ったら、話したいことがいっぱいあ
る。

きっと、お菓子を囲んでお茶でも飲めば、話した
いことはもっともっと増えていくだろう。

[ウィズ]
にゃはは♪ 今度あっちの世界にいくのが楽しみ
にゃ♪

そうすれば、世界はもっともっと、おいしくな
るんだから。

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posted by yamanuko at 21:26| Comment(0) | イベントストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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