2016年05月27日

幻魔特区スザクV ソムニウムの輝き 〜 予告

【あらすじ】

〈幻魔特区スザク〉

不思議な機械を見つけた「君」とウィズは、極めて文明の発達した異界へ飛ばされてしまう。
そこで出会った少年たちは「ガーディアン」という不思議な力を持っていた。
彼らは、人々の生活に欠かせない「スザクロッド」を守るため、収穫者と名乗る者たちと戦うことになる。

〈幻魔特区スザクU カリュプスの槍〉

再びスザクロッド統治域を訪れる「君」とウィズ。
だが、再会したキワムたちのようすはどこかおかしい。共に戦うなかで、「君」はそのわけを知る。
終わらない戦いの中で、心も体もぼろぼろに擦り切れたとき、収穫者たちの真の目的、
そして「ガーディアン」という存在の秘密が明らかにされていく。

【設定】

〈幻魔特区スザクの世界〉

高度に発達した文明を誇り、「ロッド」と呼ばれる塔が各地に点在する異界。
人々はそれぞれ異なるナンバーを振られた「小ロッド」周辺に街を築き、暮らしている。
ロッドは人々の生活の基盤となる存在であり、水や食料、機械を動かす魔力などを供給している。
人々はロッドがもたらす恩恵にあずかるとともに、ロッドを狙う魔物たちを退けるため戦う日々を送っている。

〈ガーディアンとは〉

人々の心の一面の具現化であり、分身に当たる存在。
小人や蛇、小さな戦闘機など、人によって異なる姿で実体を形成し、独自の人格を持って行動する。
戦闘時には姿が変化し、強大な力を発揮する。
生まれつきガーディアンを出せない者もいるが、稀である。

〈スザクロッドとは〉

数あるロッドのなかでも最も巨大なもので、「スザク大ロッド」とも呼ばれる。
スザクロッド内には「中央本部」が置かれ、周辺一帯のロッドを管理している。

【キャラクター紹介】

予告キワム.jpg

予告ヤチヨ.jpg

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幻魔特区スザクV ソムニウムの輝き 〜 目次

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2016年05月25日

AbyssCode06 〜 劫初を萌す英雄

AbCd-Ιι.jpg

雨が。

降っている。音高く。
砕け、荒れ果てた大地を虐げるように。

そのなかを、少女は進む。

決然と。粛々と。
無惨に半壊した神殿への道のりを進んでいる。

ミルドレッド.jpg

[ミルドレッド]
(あそこに、いるはず。あの怪物……。
すべての神を薙ぎ散らした怪物が)

[ミルドレッド]
(討たねばならない……わたしが。
英雄として……)

杖の柄を、強く握り──
自らの使命を、改めて心に刻む。

[ミルドレッド]
(あの怪物を倒せるのは、
英雄≠セけなのだから……)

長い時を経て、
革新に革新を重ねてきた魔道科学──
人はついに、その極みと呼べる階梯に達した。

それでも人は、飽くなき革新を求めた。
人≠フ上位なる存在──神≠フ領域に達する
ことを欲し、努力を続けた。

[ミルドレッド]
(その結果が、神話の解明と、運命の解析……。
神話の神々の運命≠移植する、
神話手術≠フ確立……)

[ミルドレッド]
(人は、ついに神となるすべを手にした)

[ミルドレッド]
(誰もが人類の進化を疑わなかった。
神となった者たちが、
人類の支配を宣言するまで……)

人の身では、神には勝てない──という摂理、
運命≠サのものを移植された相手だ。
どんな手段を以ってしても叶いはしない。

[ミルドレッド]
(だから──母さんは、あの怪物を造った)

母、レスリー。魔道科学の第一人者であり、
神話手術≠ノも携わった、賢者のなかの賢者。

神話において神々は怪物に滅ぼされる運命≠ェ
語られている。だから、紙を滅ぼすために、
その運命≠移植した怪物を生み出した。

果たして、神は滅びた。
怪物との壮絶極まる戦い──
まさに神話的な天変地異の闘争の果てに。

レスリーを初めとする多くの人々や、
世界の地表のほとんどを巻き添えに滅ぼして。

[ミルドレッド]
(神が滅んだ今……
あの怪物はあってはならない。
ただ人に害なすだけだ)

[ミルドレッド]
(だからこそ、母さんは、わたしに託した。
怪物を倒し、人々を救う、
英雄の運命≠──)

[ミルドレッド]
(わたしが、討つんだ。あの怪物を。
母さんの願いを果たすために……)

人の未来。人の平和。人の幸福。人の自由。

そのために魔道科学の発展に寄与することこそが、
母の抱く志だった。
ミルドレッドはそんな母の背を見て育った。

母の誇り。母の願い。母の償い。母の想い。
そのすべてが誇らしかった。
愛し、あこがれ、受け継がねばと心を燃やした。

[ミルドレッド]
(だから……わたしがやる……!!)

英雄が怪物を討つ。
そうして初めて、神話が終わる。
滅びかけた人の世が、新たに始まる。

[ミルドレッド]
(ただ……)

一度だけ、怪物の姿を目の当たりにした。

神々を襲う怪物──
あまりに醜悪で、あまりにおぞましく、
あまりに凶暴で、あまりに残虐な獣。

[ミルドレッド]
(だけど、確かに決意≠ェあった)

神と戦う瞳には、気高い誇りの光があった。
ミルドレッドにはそれがわかった──
同じく、確かな決意を宿す者として。

[ミルドレッド]
(ひょっとしたら、あの怪物も、わたしと同じで、
神話手術≠受けた人間なのかもしれない)

[ミルドレッド]
(だとしたら──救わなければ。
まだ、人の心があるのなら……
人に戻さなくては)

[ミルドレッド]
(それが、英雄≠フ役目だ。
人を救い、人の未来を拓くことこそが……)

[ミルドレッド]
(そのためには、より英雄≠ノ近づかなければ
ならない。わたしという個≠消してでも)

身に宿る英雄の運命≠完全に受け入れ、
人を助ける英雄≠サのものへと変質する。

それは、
ミルドレッド≠ナはなくなるということだ。

[ミルドレッド]
(それでも……やるんだ)

[ミルドレッド]
(すべてを捨ててでも、すべてを守る。
やるんだ。
母さんが、そうしたように……!)

神殿が見えてきた。
おそらくそこが決戦の地となるだろう。

同時に、ミルドレッド≠フ終わりの地ともなる。

その未来を受け入れるために、少女は進む。

ふと、口のなかに、何かが広がった気がした。

帰りの遅かった母とよくいっしょに食べた、
お手製のスープの味──

すぐに、それも思い出さなくなるだろう。

英雄には、不要な味だ。

ただ、せめてしばらくは、
思い出した味を噛み締めていたかった。

ミルドレッド≠ェ、消えるまで。

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タグ:AbyssCode
posted by yamanuko at 22:54| Comment(0) | イベントストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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