2015年09月17日

シルバースマイルポット現る! 〜 シルバーポットの微笑み

──何やら魔物の高笑いが聞こえる。

街の人からそんな報告を受けた君は、調査のため
に現地に向かっていた。

[ウィズ]
せっかくの休日なのについてないにゃ……。

仕方ないじゃないか。困っている人がいるんだか
ら。

それに報告によれば、魔物はただ笑っているだけ
で、人に危害を加えいてる訳ではないらしい。

きっと、すぐに解決出来るはずだ。

君はそう言ってウィズをなだめる。

[ウィズ]
それもそうにゃ。確かに笑う魔物なんて、何か可
愛いし、案外楽しいヤツかもしれないにゃ。

笑っている魔物が可愛いかどうかはさておき、
ウィズは機嫌を直したようだ。

君はホッと胸を撫で下ろし、歩を進める。

すると──。

[ウィズ]
にゃにゃ! 笑い声が聞こえてくるにゃ!

ウィズはピクリと耳を立て、周囲の音に集中す
る。

ウィズの示す方向に耳をそばだててみるが、君に
は何も聞こえない。

[ウィズ]
あんなに楽しそうな笑い声を聞かされたら、静か
に昼寝も出来ないにゃ!

言いながら、ウィズは君の肩からひらりと降り
て、駆け出した。

慌ててウィズの背中を追う君の耳にも、やがて笑
い声が聞こえてきた。

まだ魔物の姿は見えないが、その笑い声はみるみ
る大きくなっていく。

近所に住む人々はかなり迷惑しているだろう。

君は気持ちを引き締めて、笑い声のする方へと向
かった。

(道中)
シルバーポットが笑っているにゃ!

(クリア後)

[ウィズ]
いったいどうなっているにゃ!

シルバースマイルポット1.jpg

戦いは熾烈を極めた。

どれだけ君が魔法を放っても、その魔物──金貨
を詰め込んだ銀色の壺──は倒れなかった。

倒れるどころか、表情ひとつ変えることなく高笑
いをあげ続けている。

[ウィズ]
こうなったら奥の手にゃ……。

奥の手……? そう呟いたウィズの瞳の奥に、君
は四聖賢のプライドを見る。

[ウィズ]
……キミ、私から離れるにゃ。

そう言って、ウィズは君を遠ざけると──。

[ウィズ]
にゃ!

という声と共に、その場にゴロンと寝転んだ。

[ウィズ]
猫だけに、にゃ!

猫が……寝転んだのだ。

そのあまりのしょうもなさに、君はしばし言葉を
失う。

休日の魔物退治、しかも激戦の最中でそんなこと
をするとは……笑うに……笑えないじゃないか。

笑うに笑えない……? これはもしかして……。

そう言えば、先ほどまで辺りに響いていた笑い声
が止んでいる。

ようやくウィズの作戦に気づいた君は、ハッとし
て魔物の様子を確かめる。

魔物は苦しそうに震え、

強烈な光を放って爆発する。

[ウィズ]
勝ったにゃ。

と、ウィズは自信たっぷりにウィンクをする
が──。

シルバースマイルポット2.jpg

「ケラケラケラケラケラケラ」

空を見上げると、無数の金貨ポットが笑いながら
降ってくるのが見える。

[ウィズ]
い、意外とウケたにゃ……!

一体の金貨ポットがあげていた、絶望的なまでの
大音量の高笑いが今──

無数の爽やかな笑いへと昇華して、クエス=アリ
アスの秋空を彩った。

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posted by yamanuko at 19:44| Comment(0) | イベントストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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