2017年01月09日

闇夜の閃斬/聖夜に瞬く斬煌 ツバキ・リンドウ

異界「和ノ国」より舞い降りし剣姫

春の夜に
赤椿一つ
ここに咲く

  *  *  *

年の暮れ、深く白雪の積もった、とある夜。
吐く息が凍りそうな夜気の中、華やかな衣装をまとった人影二つ。

異界「和ノ国」に、今年もこの季節がやってくる。

宮廷で初めて催される聖なる夜の遊宴。
煌びやかに彩られた広間、異国から招かれた「おーけすとら」の演奏、着飾った紳士淑女が優雅に踊る「だんす会」……

生まれて初めて届いた招待状。
ある幼き天才魔道士が教えてくれた遊宴の内容は、どれもツバキの心を躍らせる。

高まる鼓動を抑えきれずに、ツバキは軽やかに走り出す。

「ほら、早く行こうっ。遅れたら……一刀両断だよ!」

宮廷から、「りはーさる」の旋律が聞こえてくる。
一夜限りの夢の舞台が今、幕を開く──

  *  *  *

聖なる夜の遊宴も終幕を迎え、帰路につく人影二つ。

冬の夜の寒さも忘れて微笑みあう二人。
「おーけすとら」が奏でた音色は、今もまだ余韻となってツバキの心を離さない。

「また、来年も一緒に……だよっ」

踊るように舞うように、歌を口ずさみながら……。
幼き魔道士の指先が描く"光の軌跡"は、いくつもの色鮮やかな紋章を空に描き出す。
粉雪舞う夜空の街で、幻想的な輝きがツバキを包む。

特別な夜は、もう少しだけ続く──

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ラベル:謹賀新年2017
posted by yamanuko at 23:24| Comment(0) | イベントストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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