2016年09月18日

空戦のドルキマスU 昏き英雄 〜 捕縛

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[ディートリヒ]
魔法使い、か……。

ディートリヒ軍旗艦内──独房。

銃を突き付けられた君とウィズは、
独房に入れられ、
ディートリヒとローヴィから尋問を受けていた。

君たちが別の世界からここに来たこと。
ディートリヒらと出会い、魔道艇を託されたこと。
ともに〈イグノビリウム〉と戦ったこと。

そのすべてを説明したが、
ふたりとも心当たりはないようだった。

[ディートリヒ]
うろんな話だ。

[ディートリヒ]
が、興味はあるな。
ドルキマス王の手の者にしては、
貴君の振る舞いは純朴に過ぎる。

[ウィズ]
ドルキマス王?

君とウィズは顔を見合わせた。

[ウィズ]
確か……ディートリヒが謀反を起こして、
失脚させたんだったにゃ。
その王に狙われてるにゃ?

[ローヴィ]
なんですって……?

愕然となるローヴィ。

対照的に、ディートリヒは愉快げに笑った。

[ディートリヒ]
その話がまことであるなら、
まったくもって面白い。

[ディートリヒ]
我々は今まさに、
その謀反≠行っている最中なのだからな。

[ウィズ]
にゃ!?

まさか──と
再び顔を見合わせる君たちに、
ローヴィが補足を入れる。

[ローヴィ]
1週間前のことです。
元帥閣下は、ドルキマス王打倒の命を
全軍に発令されました。

[ローヴィ]
今は、王都に進軍している途中です。

[ディートリヒ]
つまり、貴君は未来から来たということになる。

[ディートリヒ]
だからこそ、信じるわけにはいかんな。

ディートリヒの表情が、わずかに変わる。

〈イグノビリウム〉との戦い──
特に、その〈王〉との決戦で目にした表情だった。

[ディートリヒ]
戦争の結末を知っているなど──
興ざめもよいところだ。

本当につまらなそうに、彼は言った。

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posted by yamanuko at 22:05| Comment(0) | イベントストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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