2016年09月18日

空戦のドルキマスU 昏き英雄 〜 天使降臨?

←まさかの朝食会

[クラリア]
どう思う。

[レベッカ]
うーん、これだけじゃあねえ〜。

クラリア艦のブリッジで、クラリアとレベッカが、
小さな写真とにらめっこをしている。

鉄機要塞攻略の要諦打ち合わせのため
クラリア艦を訪れたフェリクスは、
眉をひそめてヴィラムに視線を送った。

[フェリクス]
ヴィラム。こりゃなんの集まりだ?

[ヴィラム]
少将殿がドラゴンとの戦闘中に天使を見たんだと。

[クラリア]
見ただけではない。すぐに写真を撮らせた。

クラリアは、どうだ、とばかりに
テーブルに置いてある写真を見せる。

そこに映っているのは──

[レベッカ]
ピンボケだけど、確かに、
翼の生えた人影。ぽいかも?

天使と言われればそう見えなくもないかも、
というくらいの影だった。

[フェリクス]
噂の魔法使い≠チてのじゃないのか?
戦艦を跳び移ったって聞いたぜ。

[クラリア]
魔法使いは別に映っている。
ほれ、このローブ姿がそれだ。

[クラリア]
きっと、天の使いが協力してくれたに違いない。
天もベルク元帥の勝利を望んでいるのだ!

拳を握って力説するクラリアに、
フェリクスは笑いながら冗談を投げる。

[フェリクス]
むしろ元帥閣下が御自ら羽生やして
竜を止めたとかじゃねえの?

[クラリア]
…………。

[クラリア]
捨てがたい。

[フェリクス]
おいヴィラム。
この子、本格的に心配だぞ。お脳が。

[ヴィラム]
元帥殿にはそれだけカリスマがあるってことだよ。

[レベッカ]
さすがに元帥閣下じゃあないだろうけど──
でも、本当に天の使いと言うセンは
あるかもしれないわよ。

そう告げるレベッカに、その場の全員が、
ぱちくりと目を瞬かせた。

[レベッカ]
あら、何かしら。その意外そうな視線。

[ヴィラム]
意外なんスよ。
そういう話、真っ先に否定するタイプかと思った。

[レベッカ]
未知のものを簡単に否定するのは主義じゃないの。

[レベッカ]
それに、古代の遺跡を調査するとね、
どの文化圏でも、
共通の御使い≠フ姿が描かれているのよ。

[クラリア]
御使い……?

[レベッカ]
翼を生やし、輝ける聖剣を携えた御使いね。
男性だったり、女性だったりするけど、
その2点は常に共通しているわ。

[レベッカ]
時期的には、人類が魔法を失い技術進化の停滞を
招いた暗黒時代の直前にあたるの。
つまり──

[レベッカ]
この御使い≠アそが、
この世界の人間から魔法を奪った張本人!
なんじゃないかと思っているワケ!

クラリアたちは、顔を見合わせ。

答えた。

[3人]
へー。

[レベッカ]
あっコラあんたら何よその興味なさげフェイス!

[フェリクス]
御使い≠ニか言われてもなァ……。

[ヴィラム]
魔法使い≠謔ゥ信憑性ねぇスよ。

[クラリア]
ベルク元帥じゃないならどうでもいい。

[レベッカ]
何よその文化に対する情熱のなさ!
こないだ伝説のドラゴンに襲われて
ヒーヒー言ってたくせにぃ!

憤慨するレベッカから顔を背けて、
フェリクスは、やれやれとぼやいた。

[フェリクス]
もし本当にいるんだったら、ドラゴンなんざより、
この荒れた世の中をどうにかするのが、
御使いサマの仕事なんじゃねえのかね。

  *  *  *

[ルヴァル]
…………。

兵士たちに与えられる食事を前に、
ルヴァルは複雑な表情でつぶやいた。

[ルヴァル]
今日の食事は……
手羽先……か……。

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posted by yamanuko at 22:46| Comment(0) | イベントストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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