2017年01月09日

暁の雪月花 ハヅキ・ユメガタリ

剣の道を極めるため、故郷を飛び出したのはもう何年も前のこと。
いくつもの道場を訪ね、師範を打倒し、看板を叩き割り……ただ「最強」の座を追い求め、生きてきた。

異界「和ノ国」で異能の剣士として畏れられるハヅキ。
八の刀を自由自在に振りこなし、千の敵を瞬く間に斬り伏せ、己の百倍ある背丈の怪物ですら無数の欠片に刻み斬る。
一人歩きした噂は尾ひれはひれで豪華絢爛、いつしか彼女は都で知らぬ者のいない存在となっていた。

そんなハヅキにもただ一人、互角と認める存在がいる。
稽古場へ土足で立ち入ったハヅキをたしなめ、道場破りの決闘を正面から受けて立ち、臆すことなく真剣で斬り結んだあの女。
夕闇から暁まで斬り合ってすら決着つかず、二人同時に大の字で倒れ込んだあの日のことを、彼女は今でも強烈に覚えている。

そう、思えば「ワカ」なる遊びもあの時初めて教わったのだ。

「春の夜に 揺れる貴様を 微塵切り! ……いや、何か違うな……?」

剣の力は互角でも、「ワカ」の技術が追いつくその日は──たぶん、来世になりそうだ。

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陰と陽を司る者 トウマ・アマノ

絹のように柔らかく長い髪に、涼しげな眼差し。
透き通るように長く伸びた指先には、輝き放つ1枚の護符。

流麗な動きで護符に念を込め、己が法力で魔を払う。
彼の者は"人々に害なす闇の一族「鬼」"と戦う討伐者が一人。

「さぁ、お仕置きの時間です」

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2016年07月17日

幻想と歪曲の槍 〜 プロローグ

OP1.jpg

[シンジ]
なんだ、これ……。

OP2.jpg

OP3.jpg

[アスカ]
ガキ!

[マリ]
待ってました!

[カヲル]
行こう、シンジ君。

[ミサト]
ヴンダー、発信!

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[レイ]
碇君、どこ……?

OP5.jpg

[シンジ]
行こう!

OP6.jpg

  *  *  *

君とウィズは、眠りから目を覚ます。

部屋の外に広がるのは、
自然の色づきに満ちた、
雄大なクエス=アリアスの大地──。

……ではなかった。

[ウィズ]
キミ。これは、どういうことにゃ?

クエス=アリアスが、
一夜にして変わってしまった。

大地を染める色は、
幻想にしては、あまりにも生々しく……。

鮮血を思わせるような毒々しさだった。

[ウィズ]
見るにゃ。あそこにあるのは、
クエス=アリアスにはない建物にゃ。

四角い鉄と灰色の"岩"のようなものが
混ざり合い構成されている角ばった建物。

そんなものが、いくつも地上にひしめいている。

いったい、どこから来たのだろう?
まさか、空から降ってきたわけでも
ないだろうけど。

[バロン]
私も長く生きているが、こんなことは初めてだ。

ギルドマスターのバロンが、いつの間にか
君の傍らに立っていた。

バロンが、ここに来る理由は、ひとつしかない。

[ウィズ]
どうせ、こうなった理由を探れ、
とでも言うんだろうにゃ……。

ウィズがうんざりした様子で呟いた。

最近、事あるごとに
面倒な仕事を押しつけられている気がする。

[バロン]
またしても、お前に頼る事になって心苦しいが、
我々は、混乱する住民たちを鎮めなければならん。

[ウィズ]
やっぱりにゃ……。

[バロン]
それに、今まで見たことのない魔物が
辺りを飛び回っている。未熟な魔道士では、
自由に歩き回ることすら叶わないだろう。

[ウィズ]
それは危険にゃ。
キミ、私たちで原因を突き止めるにゃ!

わかった。任せて、と君はバロンの依頼を
引き受けた。

[バロン]
すまんな。突然こんな風になってしまったには、
きっと理由があるはずだ。
原因を見つけて、なんとか対処して欲しい。

赤く染まったクエス=アリアスの大地。

無数に大地に埋もれている、
この世界の建物ではない謎の建造物。

旅の行く末を暗示するかのように、
巨大な星が空に映し出されている。

今回の旅は、今までとは
比べものにならないくらい
危険な旅になりそうな予感がする。

01.霞んでゆく景色→

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posted by yamanuko at 23:12| Comment(0) | メインストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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